やはり大事なコミュニケーション

ただスキルや知識を高めるだけでは駄目です!

看護師の接遇研修のあり方とは

職員の患者対応のスキルを向上させることができる接遇の教育ですが、病院によってその取り組みは様々です。基本的な挨拶や敬語、身だしなみなどをマニュアル化した病院や院外から講師を招いて研修を行う病院もあります。

例えばとある病院では、看護師の接遇力の向上の為に接遇の開発委員会を設け患者だけでなく、看護師など職員全体の労働環境の改善に役立てています。また、接遇により患者との信頼関係を築く上で職員同士の円滑なコミュニケーションを図ることも目的にしています。
別の病院では、実際にあった接遇の事例を元に具体的な対策を検討する取り組みが行われています。具体的な事例を用いることで患者の不安や不信感を招く問題行動を看護師自身が理解することができます。日々の患者への接し方を鑑みることで、研修後の患者への接し方も変わってきます。

けれど、日々の業務に追われる内に研修で学んだ事の記憶が薄くなり接遇に対する意識も低下してくる為、定期的な接遇研修が必要になります。
また、身だしなみやマナーなども同様に具体的な例やチェックリストを用いると対応しやすくなります。休憩室やロッカールームの鏡の近くにチェックリストを掲示して意識しやすくするのも良いでしょう。
接遇研修を受けることで病院で求められる接遇の基準が理解できるだけでなく、看護師間の意識を合わせ患者に対して統一した対応が行えるようになります。接遇マナーのビデオの視聴だけで終わらせず、看護師自身が自分たちの普段の言動・行動を意識することができる具体的な研修が求められます。

なお、看護師にとっての接遇とはなんなのか改めて復習したいのなら、下記のサイトを見るとより一層意識を高められるでしょう。
>>http://iryosetsugu.com